【紹介】探偵と助手が謎解き「Tangle Tower」
Freyaはその絵画を完成させることができなかった。
その途中で死んだからだ。
「Tangle Tower」とは?
ポップで美麗な推理アドベンチャー
カートゥーン感あるビジュアルに惹かれて「Tangle Tower」(タングルタワー)を Steamからプレイ。
アプリ版・Nintendoスイッチでも発売されているようです。
定価は2050円、クリア時間は 順調にいけば3時間程度。
2019年10月22日にリリースされた作品です。
無料のデモをまず遊んでみたのですが、初めの画面での会話を聞いて、体験版をそっと閉じ、すぐに製品版を買いました。
このシニカルだけど突き放さない、ウィットに富んだ台詞。大好きです。
開発元 / パブリッシャーである SFB Games はロンドンに拠点をおく会社だそうで、「さすがイギリス」と納得。
英国といえばシャーロック・ホームズに、エルキュール・ポワロを産んだ探偵大国。
今作では、探偵のGrimoire・助手Sally となって、湖畔に佇む屋敷 Tangle Tower(タングルタワー)で起きた殺人事件の謎を解き明かします。
ちなみに 安心の全編日本語化済です!
システム
殺害されたのは Tangle Tower に住んでいた19歳の女性 Freya。
解決のために呼ばれた探偵コンビを操作し、奇抜な屋敷をめぐって、同じく ここの住人である 容疑者たちから証言を集めましょう。
住人たちは全員個性的!
魅力ある英語フルボイス、しかも台詞に合わせてアニメーションでくるくる動くので、一気に惹きこまれます。
ストーリーが進むほど愛着がわくので、永遠にこのゲームをやり続けたい気持ちになる…
ポイント&クリック式に画面を調べていくのですが、進行に重要なアイテムは隠され、パズルで守られています。
オリジナリティのあるパズルも、少し頭を悩ませる程度のちょうどいい難易度。
このゲームの魅力のひとつです。
手に入れたアイテムについて、さらに問い詰めることも可能。
それぞれの証言を集めて、怪しいところを突き、真相へ迫ります。
推理ゲームとあるので難しいかと思いきやそんなことはなく、
・重要な発言は自動で記録
・推理はGrimoire探偵がしてくれる
ので、プレイヤーはその補助をすればOK。
ミステリ初心者も問題なく遊べますが、逆にしっかりとした推理モノを求める方には不向きかも。
導入
Freya(フレイヤ・フェロー)が死体で見つかったのは、塔の一番上にある屋敷現当主の部屋。
当主の肖像画を描いている途中、何者かに胸を刺され あおむけの状態で発見された。
部屋からは凶器は見つからず、また、現場を目撃しているはずの当主は何故かひとことも話さない。
未完成の肖像画に描かれている当主はナイフを持っているように見え、その先を彩る赤色は、絵の具ではなく血であることがわかった…
登場人物紹介
Grimoire 探偵
音符マユゲの私立探偵。
おどけたような話し方、芝居がかった身振りの、掴みどころのない人物。
しかし捜査には真剣で、真実を求める強い意志を持っている。
Sally
常に気怠そうな、ジト目の探偵助手。
Grimoireの発言をよく皮肉り、意外とジョークが多い。
彼をサポートする姿勢には、彼女なりの正義、隠された情熱が見て取れる。
Freya・Fellow
19歳。この事件の被害者、故人。
優れた芸術家で、殺される直前もFloraの肖像画を描いていた。
なお、この屋敷の住人は、それぞれが異なる分野の専門家である。
Flora・Fellow
58歳。Tangle Tower現当主。
一日の大半を薄暗い自室で、窓から外を眺めて過ごす。
探偵たちの前で、一切口を利かない謎めいた女性。
Hawkshaw探偵
Grimoire・Sallyより先に、別件で屋敷を調査していたもう一人の探偵。
冷淡で完璧主義者。Grimoireとは対極の性格。
誰に、何のために雇われたのか 明かそうとしない。
屋敷の住人達
ほかにも個性的で怪しい住人が6人。
あなたは、計8人の容疑者を調査する必要がある。
おわりに
最初はビジュアルに惹かれて始めた作品でしたが、それぞれのキャラクターが本当に魅力的なので、プレイを終えたあと
本当にこれで終わり?続編は?アニメ化は?
という気分になりました。
なんというか、日本人受け・万人受けする作品だと思うので、もっと知名度があがっていいと思うんだ…
SFB Games からは 探偵Grimoire シリーズとして、同じようなシステムの作品も過去にリリースされているようです。
他にも、かわいい雰囲気の作品がたくさんですので 気になった方はチェック!
買うかどうか迷う方は、まずはSteamから無料のデモ版を遊んでみてくださいね!
それでは、記事を読んでいただきありがとうございました!
※本記事内の画像は全て Tangle Tower および SFB Games からの出典です